賃貸マンションの1階に住むメリット

多くの人(特に女性)は賃貸マンションの1階を避ける傾向がある

多くの人は、マンションの1階に住むのを嫌がる。

「1Fだと防犯上なんとなく不安」「景色がよくない」「陽当たりがよくない」

などの理由であるが、でもそんな理由でせっかくの優良物件を見逃して

しまっているケースが本当に多いのである。

住居を選ぶ時の条件には、部屋の間取り、最寄り駅からの近さ、まわりの環境など、

様々な要素があり、それだけの理由で、せっかく存在する「いい条件」の物件を

逃してしまうのが、もったいないというのが私の意見である。

もし、全く同じ物件で、諸条件が同じ物件が、一階と二階にあって、

それで二階を選ぶのであれば、何の問題もない。

でも家探しの現実では、そういう状況になることはほぼないわけである。

二階以上に住んでみたいという気持ちは理解できるが、1階の部屋のメリットというのも

たくさんあるのである。

移動がラク。10階以上なら2~3分違う場合はザラ

最大のメリットは、移動が楽ということである。階段をのぼらなくていいと

いうことは、荷物を運ぶ時だけでなく、家を飛び出してコンビニに行く時

なども、階段の分だけ時間を節約できるわけである。

緊急事態で停電した時などは、ほんとうに大きなメリットを感じるはずである。

マンションの1階は、夏涼しく、冬は暖かい

2つは目は、夏は涼しく、冬は暖かいというところである。

家というものは、直射日光が屋根(上層階)にあたるわけで、

下に行けばいくほど、太陽の影響を受けにくくなるわけである。

大きな樹の下が涼しいのは、上層部にある葉っぱが温度を吸収してくれるから

である。

マンションの1階も同じである。上層部が暑さや寒さを吸収してくれるから、

より快適に過ごすことができるのだ。

もちろん、ケースバイケースで、必ずしもそうではない場合もあるとは思うが、

一般的には1階のほうが過ごしやすい環境である場合が多いのである。

地面に近いという安心感

私はアメリカに住んでいたことがあるのであるが、大きな家のほとんどは平屋であった。

土地がふんだんにあれば、何も2階以上の建物を建てたりはしないのである。

土地がないから、仕方がないので、高い建物を建てるのである。

地面に近いという安心感もあるかもしれない。

1階の部屋はなんか、落ち着くのである。

そういう私は現在は2階に住んでいる。

でも思い出すのは、今まで住んだことのある物件で、とても住みやすかったのが、

狛江にあった1Kのアパートの1階の部屋であった。

学生時代に住んでいたのであるが、平日の日中もぐっすり眠れるし、

本当に快適な部屋だった。今はもう存在していないが、本当にいい部屋だった。

日が当たらないので、リンドウの鉢植えがすぐに枯れてしまうほどだったが、

そんなことが気にならないほど、快適な部屋だったことを思い出す。

セキュリティの問題について

1階を嫌がる人の多くは女性だったりする。

「洗濯物を干せない」「安全上不安」などの理由である。

確かに、窓を開けて手を伸ばせる範囲に道路があるような物件であれば、

女性向けではないと思う。

ただし、令和4年現在の状況では、多くの物件では1階であってもセキュリティに

配慮されている物件は多数ある。

実際に内見してみないと、わからない場合が多いわけであるが、

1階という理由だけで最初から排除してしまうのは、

宝の山を自ら放棄するのと同じだと思う。

部屋探しをしてみるとわかるが、自分の希望に合う物件がどれだけ少ないか

実感している人は多いと思う。

「2階以上であれば何でもいい」なんてお客様に出会ったことは皆無である。

おそらくそんな人は存在しないだろう。

こだわりが多ければ多いほど、1階という選択肢を減らすことは

正しい選択肢だとはおもえない。

賃貸マンション1階のデメリット

これはケースバイケースなのであるが、1階が道路に面していているような物件は

女性にとっては住みずらい場合も多いわけである。洗濯物をベランダに干すことは実質的に

無理である。当然ながら、景色は二階以上のほうがいい場合が多いわけである。

陽当たりも、相対的に1階のほうがよくない場合が多い。

特にセキュリティの問題では、二階以上のほうが安心感は高いといえるだろう。

1階の部屋で夏場に窓を開けっぱなしにするのは、ちょっと危ないわけである。

もし、全く同じマンションで、同じ値段で、同じ間取りで1階と2階に空室があれば、

2階を選択したほうがいいかもしれない。

でも実際にそんなことはなかなかありえないことである。

同じ条件であれば、1階のほうが2階よりも若干安くなる傾向が高いからである。

まとめ

部屋選びをする時に、無条件で1階を選択肢から外す人が多いわけであるが、

自ら宝の山を放棄しているのと同じだと感じている。

もちろん、若い女性の一人暮らしなど、どうしても1階は不安だという場合もあると思う。

確かに、比較的家賃の安い物件の1階は、道路に面していたりして、若い女性には

不向きだと思う。でも、そのような理由がない場合には、1階という選択肢を入れて

物件選びをすべきだと感じている。

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