木造アパートとRCマンションの防音性はどれくらい違う?家賃差と住み心地のバランスを徹底解説

賃貸物件を探す際、家賃と同じくらい悩ましいのが「建物の構造(防音性)」です。

「やっぱり鉄筋コンクリート(RC)じゃないと音漏れが心配…」 「でも、木造アパートの方が家賃は圧倒的に安いし…」

この「音」と「お金」のバランス、どこで妥協すべきか迷っていませんか?

一般的に「RC造は防音性が高い」と言われていますが、実は「RC造なら絶対に静か」というのは間違いです。 逆に、木造でも選び方次第で快適に暮らすことは十分に可能です。

この記事では、不動産のプロが「構造による防音性のリアルな違い」を徹底解説。さらに、家賃相場の差や、あなたがどちらを選ぶべきかの判断基準をお伝えします。

【基礎知識】構造別の防音レベルを比較

まずは、賃貸物件の主な構造と、それぞれの防音性の目安を整理しましょう。 防音性は一般的に「木造 < 軽量鉄骨 < 重量鉄骨 < RC(鉄筋コンクリート) < SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)」の順で高くなります。

1. 木造(W造)

  • 防音性:★☆☆☆☆
  • 特徴: 通気性が良く、家賃も他の構造に比べて安い。
  • 音の聞こえ方: 隣人の大きな話し声や、上階の足音がしっかり聞こえるレベル。壁が薄い物件では、くしゃみまで聞こえることも。

2. 軽量鉄骨造(S造)

  • 防音性:★★☆☆☆
  • 特徴: ハウスメーカーのアパート(積水ハウス、大和ハウスなど)に多い。
  • 音の聞こえ方: 木造よりはマシだが、壁や床の厚さは木造と大差ないケースも多い。「鉄骨だから安心」と過信するのは禁物。

3. 鉄筋コンクリート造(RC造)

  • 防音性:★★★★☆
  • 特徴: コンクリートを流し込んで作るため、隙間がなく密度が高い。
  • 音の聞こえ方: 話し声やテレビの音はほとんど聞こえない。ただし、上階で子供が走り回るような「重量衝撃音(ドスンという音)」は多少響くことがある。

4. 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)

  • 防音性:★★★★★
  • 特徴: 鉄骨の周りに鉄筋を組み、コンクリートで固めた最強の構造。タワーマンションや大型マンションに多い。
  • 音の聞こえ方: 非常に静か。分譲マンションレベルの静寂性が期待できる。

プロが教える「RC造でもうるさい」「木造でも静か」な例外

ここが今回の重要ポイントです。 単に「RCだからOK」「木造だからNG」と決めつけると、お部屋探しに失敗します。プロは以下のポイントを見て判断しています。

意外と響く?RC造の落とし穴「GL工法」

「RCマンションを選んだのに、隣の音が聞こえる」というトラブルの原因の多くがこれです。 コンクリートの壁に直接クロス(壁紙)を貼らず、ボンドで石膏ボードを貼り付ける「GL工法」という仕上げ方をしている物件があります。

この場合、コンクリートとボードの間に空洞ができ、太鼓のように音が共鳴してしまう(太鼓現象)ことがあります。 内見時に壁を叩いてみて、「コンコン」と軽い音が響く場合は注意が必要です(中身が詰まった「ペチペチ」という硬い音なら安心です)。

狙い目!木造でも快適に暮らせる条件

木造アパートは家賃の安さが魅力です。以下の条件を満たせば、騒音リスクを最小限に抑えられます。

  1. 角部屋・最上階を選ぶ 隣り合う部屋が減るだけで、リスクは半減します。特に最上階なら上からの足音は皆無です。
  2. 築浅の「高遮音床」物件を選ぶ 近年の大手ハウスメーカー製アパート(ここ10年以内が目安)は、床に特殊な遮音材を入れています。昔の木造とは別物と考えて良いでしょう。
  3. 居室の間に「収納(クローゼット)」がある間取り 隣の部屋との境目が「壁一枚」ではなく、「クローゼット」になっている間取りは、収納内の服や布団が吸音材となり、驚くほど音が聞こえなくなります。

家賃差のリアル:RCに住むにはいくら必要?

では、実際に木造とRCではどれくらい家賃が違うのでしょうか。 東京23区内の単身向け物件(1K・25㎡前後)で比較してみます。

  • 木造アパート: 6.5万円 〜 8万円
  • RCマンション: 8.5万円 〜 11万円

エリアにもよりますが、月額で約2万円〜3万円の差が出ることが一般的です。 年間で考えると24万円〜36万円の差。これは決して小さな金額ではありません。

あなたはどっちを選ぶべき?判断基準

ライフスタイルや性格によって、最適な選択は変わります。

木造・軽量鉄骨がおすすめな人

  • とにかく家賃(固定費)を抑えて貯金したい
  • 日中は仕事で家にいない、家は寝るだけ
  • 音に対してそこまで神経質ではない
  • 最上階・角部屋なら妥協できる

RC・SRCマンションがおすすめな人

  • 在宅ワークが多く、日中も家で集中したい
  • 睡眠の質を重視したい、小さな物音で目が覚める
  • 女性の一人暮らし(オートロックなど防犯面もRCの方が優秀なケースが多い)
  • 隣人トラブルのリスクを極力ゼロにしたい

予算オーバーでもRCに住みたい!初期費用を削る裏技

「音のストレスは絶対に嫌だからRCマンションがいい。でも家賃が高い…」 そう悩んでいる方に、最後の解決策をご提案します。

毎月の家賃(固定費)を下げるのは難しいですが、入居時にかかる「初期費用」を大幅に下げることで、トータルの支払額を調整する方法です。

仲介手数料を削れば、ワンランク上の部屋に住める

例えば、家賃9万円のRCマンションを契約する場合、一般的な不動産会社では仲介手数料として9.9万円(税込)がかかります。

しかし、私たち「東京なっトク部屋探し」を利用すれば、この仲介手数料を「0円」または「3.3万円」に抑えることができます。

  • 浮いた金額:約6.6万円〜9.9万円

この浮いたお金があれば、引越し費用に充てたり、少し家賃が高くても理想のRCマンションを選んだりする余裕が生まれます。 「高い家賃の物件こそ、仲介手数料削減の効果が大きい」という事実を、ぜひ覚えておいてください。

まとめ:構造の違いを理解して、賢い選択を

  • 防音性: RC造が圧倒的に有利だが、GL工法などの例外もある。
  • 家賃差: 木造よりRCの方が月2〜3万円高い。
  • 賢い選び方: 予算重視なら「木造の最上階・角部屋」。静寂重視なら「RC造」を選び、仲介手数料を削って予算内に収める。

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