内見時のチェックポイント

賃貸物件の内見時には、入居後のトラブルを避けるために多角的にチェックすることが大切です。以下に、内見時に特に注目すべきポイントを詳しくご紹介します。

お部屋全体をチェックしましょう!

建物・部屋の状態 • 壁や床の状態: 壁や床に傷や汚れがないかを確認します。特にカビやひび割れ、剥がれなどは要注意です。これらは湿気や経年劣化が原因で発生することが多いため、状態が悪い場合は入居後のカビ対策が必要になる可能性があります。


• 水漏れ跡の有無: 天井や壁、キッチン、バスルームの下部などに水漏れの跡がないかを確認します。特に水回りの場所にカビが生えている場合は、すでに何らかの水漏れが発生している可能性があるため、入居前に修繕が必要です。


• 窓の開閉と結露の確認: 窓がスムーズに開閉できるか、結露が発生しやすい場所でないかも重要です。特に冬場に窓の結露がひどいと、室内の湿度が高くなりカビの原因にもなり得ます。

設備のチェックをしましょう!

設備の動作確認 • 水回りのチェック: キッチンやバスルーム、トイレなど水回りが問題なく機能するか確認します。水圧が弱い場合、シャワーや洗い物に不便を感じることがあるため、実際に水を出して確認すると良いでしょう


• トイレの流れ具合: 詰まりやすいかどうか、水の流れ具合がスムーズかもチェックしましょう。また、トイレの排水音も確認して、夜間に騒音が気にならないかも重要なポイントです。


• 換気扇やエアコンの動作確認: キッチンやバスルームの換気扇、エアコンが正常に作動するかを確かめます。特にエアコンが古い場合は、修理や交換が必要になる可能性があるため、異音がするかどうかも要チェックです。

騒音に関してもチェックしましょう!

騒音レベル • 周囲の音: 内見時に上下階や隣の部屋からどの程度の音が聞こえるか、周囲の騒音を確認します。特に昼間は静かでも、夜になると交通量が増える場合があるため、可能であれば夜の時間帯にも訪れると良いでしょう。


• 窓を閉めた時の防音性: 窓を閉めた際、外の騒音がどれだけ遮断されるかも試してみます。特に道路沿いや線路近くの場合、交通音が大きくないかを確認することで、入居後の騒音トラブルを避けやすくなります。

収納も大事なチェックポイント!

収納スペースの確認 • 収納の数と広さ: 必要な収納スペースが確保されているかを確認します。収納スペースが少ないと物があふれて部屋が狭く感じるため、収納の数や広さも重要なポイントです。


• 使いやすさ: 収納の奥行きや高さ、扉がスムーズに開閉できるかも確認します。実際に使用するイメージを持ちながらチェックすることで、住み始めてから使いづらさを感じるリスクを減らせます。

入居後をイメージしてみましょう!

コンセントとインターネットの状況 • コンセントの位置と数: コンセントの位置と数が実生活で問題ないかを確認します。家電やスマホの充電器などが不足しないよう、生活動線に合わせてコンセントの配置も重要です。


• インターネット環境の整備: インターネット回線が整備されているか、光回線が利用できるかなども確認しましょう。特に在宅勤務やリモート学習がある場合は、インターネットの速度や安定性も大事です。

日当たり・風通しも大事なチェックポイント!

日当たりと風通し • 日当たり: 実際にどの時間帯に日光が入るかを確認します。朝日が入るのか、夕方まで光が差し込むのかは住み心地に大きく影響します。日当たりが悪い場合、室内が暗くなり、寒さを感じることがあるため、可能であれば昼間の時間帯に内見を行うと良いです。


• 風通し: 部屋の風通しが良いかも重要です。窓が対角に配置されていると、通気性が良くなり、湿気がこもりにくくなります。特に湿気がこもりやすい部屋はカビの発生リスクが高いため、通気性を確認することが大切です。

周辺環境も大事なチェックポイント!

周辺環境の確認 • 近隣の施設: スーパーやコンビニ、病院、公共交通機関など、生活に必要な施設が近くにあるかを確認します。これらの施設が遠い場合、日常生活での利便性が低下し、生活費も増える可能性があるため注意しましょう。


• 治安: 街灯の数や人通りも確認し、夜間の安全性を見極めます。また、近隣に治安が悪そうな場所や深夜営業の店舗がある場合、トラブルが発生する可能性があるため、周辺環境も把握しておくと安心です。

最後に契約内容・初期費用もお気軽にご相談ください!

契約内容の確認 • 初期費用や更新費用: 契約に関する費用を明確に確認しておきます。初期費用の他、更新料や解約手数料、原状回復の費用負担なども理解しておきましょう。これらの費用は契約書に記載されているため、納得がいくまで確認することが大切です。


• 入居時のルール: ペットの飼育可否や楽器演奏、バイク駐輪場の利用可否など、特別なルールがある場合も確認しておきましょう。特に騒音に関するルールは、近隣トラブルを避けるためにも把握しておくことが大事です。

以上のポイントを押さえて内見を行うことで、住み始めてからのトラブルを防ぎ、快適な住環境を手に入れる手助けになります。内見は何度もできるとは限らないため、気になる点があれば遠慮なく質問し、納得のいくまで確認するよう心がけましょう。

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【執筆者プロフィール】

SANPEI

不動産業界15年以上のキャリアと宅地建物取引士・行政書士の資格を合わせ持つ。【賃貸・売買仲介】をメインの主戦場とするものの【空き家再生】【外壁工事・リフォーム・リノベーション】【賃貸管理業務】などにも精通し、オーナー視点でのアドバイスも得意としております。お部屋を借りる際に「いちばんお得に!」そしてご安心、ご納得いただけるよう努めてまいります。このブログでは、弊社の「東京なっトク部屋探し」を知っていただくきっかけとして、不動産賃貸に関連する記事を更新しております。

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