保証会社の種類(全保連・LICC・独立系)で何が変わる?審査難易度を比較

「審査に落ちた」「審査が通るか不安」という声を聞くとき、多くの場合その鍵を握っているのが「保証会社」の存在です。

賃貸契約では、連帯保証人の代わりに保証会社を利用するケースがほとんどです。しかしこの保証会社、実は種類によって審査の厳しさが大きく異なります。同じ属性の人でも、どの保証会社を使っている物件を選ぶかで、審査の通りやすさが変わってきます。

この記事では、保証会社の3つの種類と審査難易度の違い、そして自分に合った物件の選び方を解説します。

📌 この記事でわかること
  • 保証会社が存在する理由と賃貸契約での役割
  • 3種類の保証会社(LICC系・全保連系・独立系)の違い
  • 審査が通りやすい・通りにくい保証会社の見分け方
  • 信用情報に不安がある人が取るべき物件選びの戦略

保証会社とは何か、なぜ必要なのか

賃貸契約において、オーナーが最も恐れるのは「家賃の未払い」です。以前は親族などの連帯保証人を立てることが一般的でしたが、核家族化・高齢化の進行により保証人を立てられない入居者が増えました。

そこで登場したのが保証会社です。入居者が保証料を支払うことで、万が一家賃を滞納した場合に保証会社がオーナーへ代わりに立て替える仕組みです。現在、東京の賃貸物件の9割以上で保証会社の利用が必須となっています。

📖 保証会社の費用の目安

初回保証料:家賃の30〜100%(会社・物件によって異なる)
年間更新料:1万円前後、または月額保証料として月1,000〜2,000円

保証料は初期費用に含まれており、返金されません。保証会社の種類によって費用も変わります。

保証会社の3つの種類と審査難易度

保証会社は大きく3つのグループに分かれており、信用情報の照会方法と審査の厳しさが異なります

LICC系・CGO系
信用情報機関加盟型

審査の厳しさ

信用情報照会あり(LICC)
過去の滞納影響大きい
代表例ジャックス・オリコ等
初回保証料目安50〜100%

全保連・日本セーフティー
独自審査+業界共有型

審査の厳しさ

信用情報照会独自DB+一部照会
過去の滞納影響中程度
代表例全保連・日本セーフティー
初回保証料目安50〜80%

独立系
信用情報非照会型

審査の厳しさ

信用情報照会なし(独自審査)
過去の滞納影響小さい
代表例フォーシーズン・Casa等
初回保証料目安30〜60%

各グループの特徴を詳しく解説

① LICC系・CGO系(最も審査が厳しい)

LICCとは「全国賃貸保証業協会」、CGOとは「賃貸保証機構」という業界団体で、加盟している保証会社同士で家賃滞納情報を共有しています

さらにCIC(割賦販売協会)・JICC(日本信用情報機構)といったクレジット情報機関にも照会するため、クレジットカードの延滞・債務整理・過去の家賃滞納が残っている場合は通過率が大幅に下がります

⚠️ こんな人はLICC系・CGO系に注意

過去に家賃滞納あり
クレカ延滞歴あり
債務整理・自己破産歴あり
収入が不安定

上記に当てはまる場合、LICC系・CGO系の物件は避けた方が無難です。

② 全保連・日本セーフティー(中程度の審査)

独自のデータベースを持ちながらも、LICC・CGOほど厳格な信用情報照会は行わない会社群です。収入さえ安定していれば、過去の軽微なトラブルがあっても通るケースがあります。

管理会社系列の大手不動産会社が採用していることが多く、東京の賃貸市場でも広く使われています。

③ 独立系(最も審査が通りやすい)

LICC・CGO・CIC・JICCのいずれにも加盟していない保証会社です。信用情報の照会を行わず、独自基準で審査するため、過去の滞納歴やクレジット情報の傷があっても通りやすいのが特徴です。

ただし、その分リスクを取るため保証料が高めに設定されていることもあります。また、物件によっては独立系保証会社を指定していない場合もあるため、事前確認が必要です。

💡 独立系保証会社の代表例

フォーシーズン・Casa・けんた保証・ナップ・フォーシーズンなど。「信用情報に不安がある」と業者に伝えると、これらを使っている物件を提案してもらえることがあります。

自分の属性に合った物件の選び方

保証会社の種類は、物件ページには記載されていないことがほとんどです。しかし問い合わせ前に確認できる方法があります。

1
気になる物件をいくつかピックアップする

2
業者に問い合わせる際、「どの保証会社を使っていますか?」とひと言聞く

3
回答された保証会社名でLICC加盟かどうかを検索して確認する

4
信用情報に不安があれば独立系保証会社の物件を優先して内見・申込みへ進む

自分の状況 おすすめの保証会社タイプ 理由
会社員・収入安定・信用情報クリーン どのタイプでもOK 審査で有利。選択肢が広い
フリーランス・個人事業主 全保連系または独立系 LICC系は収入の安定性を厳しく見る傾向がある
転職直後・試用期間中 全保連系または独立系 勤続期間が短いと厳格な審査では不利になりやすい
過去に家賃滞納あり 独立系一択 LICC・CGO加盟社は情報共有しているため通過が難しい
クレジット延滞・債務整理歴あり 独立系一択 信用情報機関への照会がないため影響を受けにくい

業者に相談すると何が変わるか

保証会社の種類を自力で調べるのは手間がかかります。実は経験豊富な業者に「信用情報に不安がある」と素直に伝えるのが最も効率的です。

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まとめ

  • 保証会社にはLICC系・全保連系・独立系の3種類があり、審査の厳しさが大きく異なる
  • LICC系・CGO系は信用情報機関と連携しており、過去の滞納・延滞歴が審査に響きやすい
  • 独立系保証会社は信用情報を照会しないため、信用情報に傷がある人でも通りやすい
  • 物件を選ぶ前に「どの保証会社を使っているか」を確認するだけで、通過率が大きく変わる
  • 審査に不安があるときは、自力で悩まず知識のある業者に相談するのが最短ルート

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